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2007.03.26

ONE+LOVE WORLDを見て

 3月25日(日)仙台から代々木まで田舎もんが出かけてきました。天気予報は最悪、中止になるかもしれないという状況の中、祈るような思いで新幹線に乗りましたが上野近辺でもまだ雨が上がっていませんでした。それに加えて、石川県の方で大地震があったののことで東京、上野駅あたりが新幹線も渋滞していました。JR有楽町まで行き、地下鉄千代田線日比谷駅に乗り換え代々木公園に着いたときやっと雨が上がっていました。大介も新幹線に乗れると思い文句も言わずに嬉々としてついてきてくれました。

P3250012  開催に先立ち、ニューヨーク「米国法人野口英世記念財団」からこような活動に対して表彰状が送られるセレモニーがありました。スタートは牧野アンナさんの開会挨拶で始まり続いてLOVE JUNXのダンスでスタートしました。第1部、第2部は、出演団体のそれぞれのパフォーマンスが披露されました。神風、EGU-SPLOSION、PaniCrew、無名の心、DA PUMP、ソカフリカンユニット、LOVE JUNX Kids。全体がヒップホップ、ブレークダンスを中心にしていたのに対して、ソカフリカンユニットはアフリカンダンス+ソカ(カリブ海トリニダードトバコのお祭りの歌らしい)のとてもセクシーなダンスを見せてくれた。とても動きの激しいダンスではじめて見た。無名の心、これは一風変わったブレークダンスで、2人組み。間の取り方、動きの流れ方、それらが、テンポが今までのものとは違った新鮮味のあるダンスだった。DA PUMPはダンス+歌で会場を魅了していた。特に、会場を訪れた一般のお客さんからも盛んに声援が届いていた。

LOVE JUNXからたしか3チームが参加していた。キッズだけのチームも名前はわからないが「ちびすけ」が見事にブレークしていた。それから男4人と女4人のチームもあり、それぞれに楽しく踊り、観客からも声援、応援が飛んでいた。飛びぬけてうまい子、それを追いかけるようにうまい子、更にそれに続く子供たち、少しづつ皆がステップが上がっている様を見せてくれていた。

 第3部が、エキゼビションバトル?みたいな呼び方をしていたが、神風、PaniCrew、DA PUMP、LOVE JUNXなどが2手に分かれて、ダンス合戦をする。Aグループが踊り、さあどうだといわんばかりに。Aが終わるとそれに対抗してBグループがダンスで相手にこれみよがしに対抗意識丸出しで踊りかかる。それが終わると更に今度はAが挑む、これを延々と繰り返す。ここではインクルーシブが見えた。ひとつのグループはLOVE JUNXメンバーと健常者の混合チームだ。即興ダンスだ。何を踊るか予め用意はされていない、まさに、即興のダンス合戦である。みやぎダンスでもそうだが、障がい者は即興性においては、健常者に負けていない、むしろ即興芸術性は凄い。

P3250010_1  全体を通じて感じたこと。障害者がもつ能力は健常者のそれに引けを取らない。運動性だけでなく、高いの芸術性すら持っている。それは、健常者が今まで築いてきた芸術という概念を飛び越えた新しい芸術性だ。牧野アンナさんの言葉を借りれば「NE+LOVE WORLD」のミッションは、健常者のみなさんにも、ダウン症の子は健常者に劣らぬ能力のあることを知ってもらうことだと思った。更に私が望むのは、ダウン症をはじめとする障がい者の親が、もっと我が子の能力を知って欲しいということだ。今回参加していた親たちが盛んに、凄い!、素晴らしい!、何だってできるんだ!と盛んに褒めて拍手を送っていた。これもこのイベントの大きな成果と思った。親は意外と過小評価して、こなことうちの子にはできないよ、あの子は特別なんだよ、と思っていることが多い。これは、子供の能力をつぶしていることになるんだということを、もっと多くの障害者の親に知ってもらいたいと再度思った次第でした。

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コメント

おはようございます。大介パパちゃま。
昨日はよくぞあの天気の中ご決断をされてイベントに出発されました。
想いが通じましたね!後半はいい天気になって朝のあの荒れようはいったいなんだったのか?とにもかくにも大変お疲れ様でした。
TBありがとうございます。さっそくコメントに来たかったけど、今朝は朝からバタバタで・・・(すみません)(^^;
TB出来ない・・のコメント見て飛んできました。
TBちゃんとされています。ただ、1番新しい記事ではなく、三つ前の記事に深夜1時台と朝8時台の2回されています。
今日の記事書き直して私のブログの中でリンクを紹介しておきますね。

ところで内容ですが、詳細に渡って、本当にわかりやすく手に取るように感動が伝わります。盛り上がりは昨年以上のものかもしれません。私もあの感動の雰囲気を思い出してしまって、大介パパちゃんの記事を読んでウルウルして我家のパパに笑われました。
『過小評価』・・・なるほど、そういう方がまだまだ多いかもしれませんね。私たちダウンちゃんの親ブロガーの仲間はどっちかと言うと『親バカ』がうまく効果して、どんどん子供たちの能力を引き出しているような気がします。過小評価しちゃっている親ごさんをドンドン私たちが励まし、『特別』な子ではなくみんなが『スペシャル』なんだよって教えてあげましょうよ。
私はますますますます、全く知らないうちの子もブログで知り合った子も、現実にお友達も・・・ダウン症の子がみんなかわいくてなんだか、他人に思えないような、友だち以上のような気分なんです(^^)
イベント行けなかったけど・・・大介君のパパちゃんからこんなに詳しく色々伺えてホントに幸せです。ありがとうございました。

※今度、大介君自身に付きまして、色々お尋ねしたいことがありますのでメールをひとつ出させていただいてよろしいでしょうか?よろしくお願い致します。

投稿: ファンタジア | 2007.03.26 09:11

ファンタジアさま>
早速のコメントありがとうございました。
ダウン症の親って、変なんです、顔を合わしただけで子供が兄弟のように思えてしまいます。なんともいえない親近感が自然と湧き上がってきます。そのことも感じてきました。
メールの件どうぞどうそ、気になさらないで送ってください。

投稿: 大介パパ | 2007.03.26 12:52

あれえ、ヘンだなあ。
トラックバックしてもらってすぐに、ここにコメント書いたはずなんですが、
また入っていませんね。何か私のやり方が悪いのでしょうか・・・
ほんとにパソコン音痴、機械オンチですみません。

さて、というわけで、ずいぶん日にちが経ってしまいましたけれど、
大介パパさんが、東京まで大介さんとご一緒に、
このイベントを見に行ってくださって、本当に感激です。
そして、こうして、詳しくその場の様子や、
大介パパさん流の、深い考察まで書いてくださって、
素晴らしいリポーターに恵まれた、私たち、
ラッキーですね。
ほんとこいうエネルギーに直接触れると、いろんな部分が
触発されますよね。
みやぎダンスもまた、そういうエネルギーを生み出し
人にも与えていく場ですよね。
とにかく、親自らが子どもの力や個性を決めつけてしまわない、
ということが大事ですよね。
いや、子どもだけでなく、親自身の可能性も含めて、でしょうけど。
パパさん、どうもありがとうございました。

投稿: カメ | 2007.04.17 14:42

カメさん>
あれれ!書き込めませんか。もしかして確認ボタンをクリックしただけではありませんか?確認ボタンはどのように表示されるかを見るだけです。そのあと、送信ボタンをクリックすることが必要です。違うかなぁ

最初の写真は代々木公園の桜です。天気が悪いせいか花が白っぽく見えますね。

東京に出かけた理由は
 1)LOVE JUNXのエンターテイメント性を見て確認したかった
 2)待寺優君のダンスをジカに見たかった
 3)大介はとにかく新幹線が大好き、見る、乗るとなったらまっしぐら。

 でも、天気には、参った、降るのか、降らないのか、中止になったらどうしよう?新幹線に乗るまでには、決行か中止かのアナヌンスがなかった。前日までは、朝9時まではホームページに出すといっていたが何もなし。9時過ぎには新幹線に乗っていました。主催者側も結論を出せなかったようです。上野駅通過時(11時30分ころ)は降っていましたから。有楽町駅では雨が上がっていました。
 ダウンの小さな子らが集るのだから大会事務局は大いに悩んだんではなかろうかと心情察するものがありました。つらいですよね、こういうときの決断って。中止の時は、浦安方面にでも行こうかと思っていましたが、決行することになったようです。
 エンターテイメント性はすごくあって、出演者に引っ張られて、20才くらいの若い人がたくさん見に来てくれていました。そういった人に向けて、ダウン症候群の障がい者(児)が健常者に伍して見事に踊りきっていた姿は感動ものでした。健常者と障がい者のコラボレーションも実に見事で、特に、即興性において、健常者をしのいでいたように思えました。みやぎダンスでも、障がい者の芸術性の根源はこの即興性にあるという認識が根本にあります。DA PUMPの歌と踊りより以上の収穫があったと思っています。いずれ、LOVE JUNXとみやぎダンスのコラボも将来あり得るように思えた瞬間でもありました。
 予定ではありますが、ことし8月12日に名取市文化会館でみやぎダンスの公演がありそうです。今年の作品の出来上がりは2月の予定ですので、出すのは昨年の作品になりそうです。インクルーシブのみやぎダンスが少しづつ認知され始めたということでしょうか、障がい者にとっては嬉しいことだと思います。

投稿: 大介パパ | 2007.04.18 01:06

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